安藤忠雄の名作「光の教会」(大阪府茨木市)。

その原寸大の建物が現在、新国立美術館で開催中の安藤忠雄展「挑戦」で再現されています。
正式に美術館の増築申請をしてまで建築されたそうで、とても気合の入った展示会になっています。

安藤忠雄の作品は関西地方に多く、東京で見ることのできる代表作としては表参道ヒルズや地下鉄渋谷駅などがあるのですが、
どちらも公共性や商業性が高いため、彼の醍醐味でもある空間の精神性のようなものがどうしても希薄になってしまっています。
そういった意味で今回の「光の教会」は安藤忠雄の凄みに触れるよい機会となっていますので、ご興味のある方は是非足を運んでみてください。

安藤忠雄展「挑戦」 (2017 12/18まで)

アプローチはこんな感じで仮設建築物の入ってゆく感じです。

 

そして中に入るとこの通り。スリットにはガラスがはめ込まれておらず、自然の風や光を感じることを理想としていた本来のコンセプトが実現しています。

ただ、人が多すぎて、ちょっと精神性を感じるには難ありかも。平日の午前中がおススメかもしれません・・・。

 


アングル次第では本物とまったく区別がつきません。