つくばで進行中の耳鼻科さんでは先生のご希望もあり、珪藻土を待合の壁に施すことにしました。
珪藻土は天然素材の材料で調湿性や消臭性、断熱性など、様々な優れた特性をもっています。
そのうえ、独特の風合いがあり、質感のある空間をつくり出すことができます。
つまりクリニックにはもってこいの素材なのです。

 

まずは珪藻土と水をよく混ぜあわせます。
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ほどよい粘度になったら、いよいよ壁に塗ってゆきます。
下地にはヒビ割れ防止のためのメッシュをすでに埋め込んでいます。

通常は左官職人さんがコテを使って「扇仕上げ」や「スタッコ仕上げといった」独特の模様に仕上げてゆくのですが、
今回は自然な風合いを出すために「塗りっぱなし仕上げ」という微妙な仕上げをリクエストしたため、
職人さんをとても苦労させてしていました。それでも、ばっちり出来上がってゆきます。
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そしてこちらがその仕上がりの感じです。写真だとわかりづらいと思いますが、微妙な波の加減がほどよいのです。
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