さいたま新都心駅で開業されていた「新都心こどもクリニック」様の移転リニューアルプロジェクトです。既存のクリニックでは面積が限られており、発熱外来と予防接種の患者さまの動線の分離に苦労されていました。
そこで今回、先生の理想とする診療サービスを提供すべく面積の広い近隣のテナントに移転することになりました。

まずはこちらがスケルトンの状態です。
クリニックとしての機能を満たすための初期条件(天井高さ、電気容量、排水など)に問題がないか、事前にしっかりチェックしました。

いよいよ着工しました。
まずは空調や換気の機器を吊り込んでゆきます。
特にクリニックは感染対策としての換気が重要なので、しっかり換気計画を行う必要があります。

天井の設備の取付が終わったら、今度は床下の配管工事を行います。
特に排水管は排水勾配をしっかり確保する必要があるので、慎重に設置してゆきます。

そして次は床上げの工程です。
一定のピッチで支持脚を配置しながら木質パネルを並べてゆきます。

さらにもう1層のベニヤを敷き詰めて床上げが完成です。

次は天井と壁の下地組みの工事です。
LGS(ライトゲージスタッド)と呼ばれる鋼製の骨組を立て込んで行きます。
まずは天井から。

そして壁も組んでゆきます。

こちらは今回のデザインの見せ場のひとつになるアーチサッシです。
さて、どのような仕上がりになるのでしょうか。

こちらのオレンジのホースのようなものは後にLANなどの配線を通すためのに、あらかじめ壁の中に仕込む先行配管です。
クリニックは電子カルテなどの電子機器がたくさんあるため、こうした事前の準備が重要になります。

今回はここまでです。
次回もお楽しみに!