クリニック名 :たかはしこどもクリニック (Works)
院  長   :高橋 悦郎 先生
科  目   :小児科
開業 年   :2006年

ウェルハート(以下WH) 先生は当初よりホスピタリティを強く意識されてましたよね?

先生) 小児科の特徴として待合室で子供とじーっと待っていることは母親にとっては、ものすごいストレスなんです。だから子供に対して出来るだけ手のかからない状況で一定時間待てるような環境を作ってあげること。その上で母親も居心地の良い環境にしてあげること。そういったことを最初に考えました。
その中でどういった事が必要なのかを考えた時…子供が素足でも歩きまわれるクリニックにすることが1つのホスピタリティ。そしてクリニックのインテリアを保護者にとって心地よい空間にしてあげるということがもう一つのホスピタリティだと考えました。

WH) その結果として、床はフローリングに床暖房。そしてインテリアには『森』をモチーフにすることから始まりましたね

先生) 床暖房はたいへん好評です。子供たちや保護者の方だけでなく、私を含めたスタッフにとっても非常に快適です。同時に土足ではないので院内を清潔に保つことができるのも大きなメリットになりました。

WH) インテリアに関してはクリニックのロゴやパンフレットも含めて『森』をモチーフにデザインしたので非常に統一感がでましたね。

先生) 当初から全体的にクリニックっぽくないデザインにしてもらいたいと思っていました。 よく動物をクリニックのロゴにするというパターンはあるのですが、インテリアデザインと一体的に設計してもらったおかげでオリジナルなクリニックができたと思っています。お医者さんっぽくなくて僕は気に入っていますよ。

WH) 細部に関してもこだわられていましたよね。

保護者の腰高に合わせたベビーベットを作ってもらったり、子ども用の便器や手洗いを作ってもらいました。また、キッズスペースの壁は子供たちがぶつかっても危険がないようにクッション壁にしたりね。これも非常に好評ですね。

WH) 動線計画に関してはいかがでしたでしょうか?

先生) 図面はね、すごく書き直してもらったと思うんですよ。やっぱり狭いスペースだし、縦に長い長方形のスペースをどうやってうまく利用するかですごく書き直したと思うんです。でも実際には設計にはうまく全部埋め込まれていて、無駄のまったくない設計にしてもらえたなと思っています。そういった意味では設計とか施工に関しては全く不満もなく、うまくやってもらったという気がします。

WH) ただ開業後に空調の不具合などでご迷惑をおかけしました。トラブルの対応についてはいかがでしたか?

先生) 誠実に対応してもらえていると思いました。すぐに電話すれば、その電話一回で全ての話が済むので。そういった意味でも助かってますよ。

WH) また、コストについてはどういった印象を持ちましたか?

先生) 他の施工業者の方を知らないですけど、費用対効果で考えたら決して高くはないと思っています。逆に安くしたいなら材質を安くしてもらって、安い施工業者にと、そういう人はウェルハート以外の所にお願いするんだろうね。でも、デザインなども含めて、材質だとか作りつけの家具だとかに自分のコンセプトがあって、それをクリニックの中に反映したいっていうひとは、ある程度の費用は出さなければいけないとは思うんですね。その中で作り上げてもらったもののコストを考えればリーズナブルだと思いますね。

WH) ところで現在、自動ドアの改修工事をさせて頂いてますが、よりホスピタリティの向上を目指すと同時に開業から順調に進んでいるということなんでしょうか?

先生) 自動ドアは当初はそんなに気にしてなかったんですけどね。実際にはドアの重さだったりとか、子供たちが指を挟んだりといったことに対する安全性を考えた場合に今後トラブルが生じてくる恐れがあると思うんですね。
幸い患者さんも随分と増えてきてくれて、その分、来てもらう人によりホスピタリティを感じてもらうために、そして最初に作ってもらったものを更にいいものにするという思いも込めて自動ドアにすることにしました。

WH) だから単に自動ドアにするのではなく、タッチボタンを高い位置にして、子供たちが誤って外に出ないように工夫したわけですね。そういったところに先生のこだわりを感じられますね。今後の更なるご発展を期待しております。今日はありがとうございました。