昨年、完成した「東京スポーツ&整形外科クリニック」様で当社としては初めてMRI室の施工に関わりました。MRI室はCT室やX線室などの鉛のシールドとは異なり銅板や銅箔による電磁シールドが必要となるため、シールド専門の会社にお願いすることになります。今回はグローバルシールドさんのお力を借りました。

こちらは床・壁にケイ素銅板を貼付けている様子です。

次にベニヤで下地を作って銅箔を貼って行きます。継ぎ目に隙間ができないようにしっかり溶接しています。

さらに下地を作ったうえで吸音材を貼り込み、仕上工事のうえシールドドア等を吊り込みます。

一方でチラー装置の設置も必要です。B1FのMRI室から1Fの設置スペースまでかなりの配管を引き回してきます。

そしてやっとMRI室の完成です。

このほか、MRIについては搬入の計画や近隣への磁場干渉についても入念な計画が必要となります。MRI導入の際は事前の検討・検証をしっかり行うようにしましょう。